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リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたこと、まわりの悲喜こもごもをつづります

留学のGrantの結果発表はいかに?!

管理人です。

 

以前のアップで、留学にはGrantがあると金銭面で楽になるだけでなく、ビザの申請と発給先方からの扱いがアップすることを書きました。

 

自動でfellow-shipとしての期間になるため、自分の経歴においてもfellowと記載することができます

 

このことは現地における活動のみならず、アカデミアとしての未来が繋がることを意味するので、渇望していました。

 

www.ryumachi-jp.com

 

このように取得できる人は、年間に2名程度なので高嶺の花・・・・

なのでみんな、多数応募するわけです。

 

ところが、多くの助成金は1年以上の留学を対象としているため、短期の留学ではあまり相手にされないのが困ったもんでした。私も申請できるところが少ない・・・

 

ところが、幸運にも初めに応募した団体の助成金が当たりました!!

期待をしていなかっただけにびっくりです。

これで、少しは安心できます。

でも、相変わらず留学手続きは全く進んでいません( ;´Д`)

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尺側偏位とスワンネック変形はリンクしてるのです

先日、自施設における内科・整形外科リウマチ合同カンファレンスがありました。

 

以前は特にお題を設定せず、集まった人で適当に話をしていたのですが、若手の参加を増やすため、内科・整形外科から1題ずつ症例提示をすることになりました。

 

私はこのめんどくさい仕事を若手ではないですが引き受け、症例を提示しました。

 

高度尺側偏位の症例で、スワンソンインプラントを用いた人工関節置換術を行った1例

尺側偏位のとスワンネック変形の初期で、関節温存手術で機能再建した1例

 

どうも内科の先生方から関節の形状がきれいならどれだけ脱臼していても問題なく見えるようです。

これはある意味、Sharp scoreを金科玉条として教育してきた内科のリウマチ学の罪の部分です。

関節の形状、びらん、裂隙しか見ない癖がついています。

見えるものしか見ない。見えないものを想像する力が必要です。

 

われわれは屈筋腱の走行と緊張、伸筋の脱臼、側副靭帯の弛緩性、内在筋の掌側脱臼の位置と緊張、長さ、これだけの情報が治療には必要です。

これをレントゲンの所見と、診察から導き出す必要があります。

 

また、スワンネック変形の成り立ちを知らないため、尺側偏位との共存がある場合、どのような状態に軟部組織がなっているかわからない。

 

現在、筋・腱を出力を維持したまま長さや緊張を適切化する方法で、全面的に支持できる方法はありません。なので、仕方なく骨を短縮して軟部組織に合わせているというストラテジーです。

 

これをきちんと伝えて、理解してもらえるまで続けようかと思っています。

 

めっきり初夏の食べ物ですね 夏カレー!

仕事で昼前に外に出ることがありましたので、昼は外で食べることとしました。

 

ふらっと入ったのは馬肉と鴨肉のお店で、昼にはランチもしているようです。

昼カレーにすることにしました。

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16穀米とサラダで850円でした。夏野菜カレーです。

茄子とトマトの揚げ物がトッピングされています。

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お店の方が好意で、夜に出すアユを見せてくれました。コンフィにするとのことです。

小鮎が出てきました。すっかり夏ですね。

 

30度をこす季節になりました。皆さんも体調に気をつけてください!

 

TOEICのハードルはまだまだ高い

以前に投稿した英語資格認定の件です。

今回は私は、留学のための証明であり、何点以上であれば合格/不合格ではないので、お気楽なものです。

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ただ、会場ではそのような雰囲気ではなく、直前まで参考書を読んているもの、携帯からおそらくリスニングの練習をしているもの、精神統一しているものさまざまでした。

 

若い人ばかりかと思っていましたが、意外にも年配の方、これから商売でもされるのかな?とか、飲食店関係の方もいる雰囲気でした。

 

試験官は結構厳しいです。

顔写真との照合も2回ありますし、巡回も多い、説明も基本自己責任という感じで進みます。音量調整、音響、全員平等だから文句言わない。的な。

 

センター試験の時のリスニングとはレベルが違います。

逆の息子には早めに受けさせるかな??センターが簡単におもえるでしょう。

 

また、問題は息つく暇もありません。900点満点から200点程度の人までを確実にクラス分けするためでしょうか、かなりの文章の容量があります。

 

私も2問分丸々の読む時間が足りませんでした。 時間にして15分くらい。

readingは75分のところ、90分かかる見込みなので、回答の正誤はともかく、読解だけでもまだ16%程度、必要より遅いことになります。

 

おそらく、先に問題全体3分程度見まわして、どこを中心に解くのか、戦略をたてたほうがいいでしょう

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listeningはもっとひどかったです。

比較的速度の遅くて明瞭な、問題文に意識をとられて、直後の問題本文が聞こえない・・・ 

 

結構しんどかった試験時間2時間でした。

もうやりません・・・・

 

 

第90回日本整形外科学会学術総会総括

管理人は仙台から帰ってきました。

 

仙台はちょうど青葉祭りです。

貴重なものを見ることができました。

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文化の奥が深い土地ですね。

さて整形外科学会では、スポーツ大会を併催しています。

野球、サッカーが開催されており、昨年からバスケットボールが加わりました。

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ひとえに整形外科に入局する人の特徴を表している気がします。

部活でけがをしたときに直してもらった科に入局しただけ。。。

自分も含めて何にも考えてなかったな・・・と

 

なので、整形外科は学生ノリがずっと続きます

 

ポスター発表は本年初めて?電子ポスターの形式でした。

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会場が細かく分けられ、各ブースで討論を行います。

おそらく採択数を増やして、省スペース化に成功したのでしょう。

今回の会場は、プレファブのテント内で行われていたため、非常に暑かったです。

 

私個人の意見では、この安易な電子ポスター化には反対です。

リウマチ学会もポスターが多すぎます。

 

演題をもっと絞って、レベルの高いものだけが選ばれるようにすべき。

せめて日整会では! そう思います。

 

 

最後に仙台のお約束を。

牛タンの焙りずしです。べこ政宗に行ってきました。

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またリウマチ外科で行こうかな?仙台

 

JOA2017参加 それでもRAセッションに参加

管理人@仙台です。

仙台は実は初めてで、豊かな自然に恵まれていると感じました。

 

さて、本題です。

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東北大学の井樋先生が会長です。

非常によく万事整えられており、快適に会場を見て回ることができます。

 

4月からリウマチ学会、日手会とRAセッションの梯子してきましたが、改めて他の分野の話を聞く気になれず、またここです。

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改めて感じることは、若手・中堅の整形外科は手術にこだわりすぎだということです。

確かに機能改善には手術は非常に有効なツールの一つで、切れ味のいい治療です。

しかし、手術の適応というのは、実は明確な基準がこの分野、ありません。

整形外科の他の分野でも、手術適応というのはある程度決まっていても実は医師の肢位的な部分って結構入っています。

 

名古屋大学の小嶋先生は、手術適応の数字化にチャレンジされていました。

岡山の西田先生、新潟の石川先生は、うつ状態まで考慮しての介入を目指していました。 これからの時代は、手術も使って、エビデンスをもって長期的に関わり合いを持っていく必要があるというメッセージを受けました。

 

それと、大阪南医療センターの橋本先生の話に、医療の進歩により、施設間の差が非常に大きくなっている格差が大きくなっているということがありました。

大阪にいる4万人の患者のうち、きちんとコンロールを受けているを受けている人は立った1万人、残りは地域で伝統的な対症療法を受けているだけ・・・とのことです。

 

いろいろと考えさせられるセッションになりました。

 

リウマチ診療では知らなくてよかったという事実もある

 先日、興味深いブログ記事を目にしました。

整形外科医のブログ : 医師の暴走を止めるには・・・

この方も整形外科で、リウマチも含めて広く診療をされている勤務医の方のようです。

 

関節リウマチは、明らかにコントロールされていません。その「漢方」の治療を行う某クリニックには3年ほど通院しているのですが、この1年ほどは同じ状況だそうです。。。


そんなクリニックが本当に存在するのかと思って、外来終了後にネットで調べてみると、確かにありました。全国的に有名なクリニックのようで、唯我独尊な治療(?)を展開しています。


ステロイド剤やDMARDsは全否定で、漢方だけで「完治」 できると謳っています。関節リウマチで「完治」ですか・・・。経歴をみると、さすがにリウマチ専門医ではなさそうです。

 

私もリウマチの専門医としてではなく、一般の整形外科医として市中の病院に応援に出向いているときに、時々こういう方を目にします。

 

また逆に専門医としては、漢方治療などで腎不全に陥り、腎移植に至った例などを後の治療を担当することが、しばしばあります。

はじめてその時までに起きた自分の状態を知り、自分の過ごした数年間に後悔をされることが多いようです。

 

ブログ主さんは、

このような既存医療に不信感を抱く一部の患者さんの熱烈な需要があるために、このクリニックには全国から患者さんが集まってくるのでしょう。 

と締めくくっておられます。

その点には大いに賛成できます。

 

ただ、私はそれらの方の後の治療を担当することが多いので、付け加えましてはっきりと言いたいことがあります。

 

医療は完璧ではないのを承知で、われわれは常に最善を尽くしています。常に結果に対して省みたのち、より良くする努力を研究などを通じて他者からの批判も受け入れながら行っています。

 

自分の信じる医療を行うこと(漢方)自体を否定はしませんが、自分の意見のみに固執せず、患者さんに起きている事実を真摯に受けてめてください!

 

医師は基本的に他人を批判することをよしとしません。価値観が多様であることを、肌身に染みて知っているから。でも、本当は事実を知らせたいこともあります。

このような患者さんが、一人でも減らすことができますように。