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リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたこと、まわりの悲喜こもごもをつづります

ベランダパクチー

暖かい季節になってきました。

 

花粉、PM2.5とアレルギー体質の私にはつらい季節です!

 

2年ほど前からベランダでパクチーを育てています。

何よりタイ料理に添えるパクチーが高い!

なら自前で用意しよう!

 

そして戦いは始まった

 

我が家のベランダは完全に西向きで、午前中は日が当たりません。

またベランダ同士が他のマンションと対向しており、見えないように手すりに

すりガラス加工がしてあり、日当たりはよくありません。

 

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写真から明らか暗いのがわかります

 

①1年目

9月に買ったので、秋植えにしました。

芽が大体10日目ころに出ます。ところが、3センチになることからひょろひょろ担ってしまい、すぐに倒れてしまいます。

いろいろ調べたところ、密集して植えれば問題ないとのことでしたので、10月に追加で植えて、何とか冬までに少々の収穫とともに、10センチ程度の高さまで育った洋草を手にしました。

コリアンダーは寒さに弱いとのことです。

ビニールハウスで、翌年春ころに立派に種を得ることができました。

 

種を取るには、徹底的に枯れさせてから採取するのがコツです。

 

②2年目

種を得ると同時に、2年目の春巻きを行いました。

芽は暖かいので、すぐに出ます。ただ、どうしてもふにゃっとしてすぎに倒れる。

割り箸を使用してささえたのですが、夏になり、葉っぱに白い斑点が出るようになりました。 

www.sc-engei.co.jp

 

そうです。ハダニです。  

 

本来なら木酢液などを使用して撃退するのがよいようです。 

しかし、ひょろひょろで液を掛けると倒れてしまいます。

また夏になり、地元の酷暑で枯れてしまいました。

 

3代目は秋まきです。

今回は日当たりを重視しました。

エアコンカバーを移設して、直射日光が当たるように変更しました。

 

これまでのひょろひょろが嘘のように、高いところに置いたプランター

しっかりと背が低く成長していきます。

 

今では売り物のようにうまく育っています。

 

昨日もトムヤム鍋をして、めいいっぱい自家製パクチーをほり込みました。

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写真は左が昨年春に植えた、食べながら育ったのもの、

右が秋まきの元気なものです。

 

宣言します

日当たり>温度>水分>虫

 

 

パクチープランター#秋まき#日照#ハダニ

英文論文の査読期間は?

今日はエイプリルフールですね。

嘘でもいいから、たまにはいい話が聞きたいところです。

 

 

ところで、英文論文を通すことはアカデミアとしてはプライドであり、唯一の成果の証です。これがacceptされるかどうかで、大学院生などは人生を狂わします。

どうなれば通るという方程式はなく、まさに記述式の問題みたいです。

しかし、勝負事という側面をも持っています。

 

たとえて言うならば、高校野球に出場するための高校生活みたいなものです。

 

競合のおおいピッチャーを目指せば、勝てば注目を浴びますが、負けるといつまでも日の目を見ません。 ライト一本で練習したほうが、案外早く甲子園デビューできるかもしれません。風邪で欠場したレギュラーの代わりの代打出場でヒットを打ち、レギュラーに抜擢されるかもしれません。

甲子園に出ると、プロ野球への門戸が広くなります。

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論文を通して博士号をもらい、留学をして初めて教員への道が開くといいますか。

でもそのはじめの一歩が難しいのです。

 

半年近くの時間をかけて作成した私の論文ですが、投稿から4カ月たった現在でも「under review」のままです。

編集部に問い合わせましたが、単純にレビュー中とのこと。

 

一般的には、投稿後すぐにrejectされる「Editor's kick」があり、その後Chief Editorがざっと目を通して面白くなければ、immediately rejectとされます。

そうしてようやくReview作業に入ります。

何雑誌か投稿して、ここまで至るのが3,4誌に一つというレベルですので、これでも高き壁です。 そこから平均して2ヵ月くらいで結果が出るのがおおいようですが、なかには8カ月くらい?もあるようです。

 

私の論文に結果が出るのはいつになるのか・・・・

 

#英文論文#under review#editor's kick#アカデミアのプライド

 

 

 

個人情報保護法の改正

おはようございます。

 

先日、私の所属する病院で本年5月30日施行予定の個人情報保護法の改正に関する説明会がありました。

 

改正案は下記になります。

http://www.ppc.go.jp/files/pdf/290530_personal_law.pdf

 

なんと10年ぶりの改定のようです。

 

非常に複雑な内容で理解しにくいところもありますが、

何とか自分なりに解釈をしてみました。

 

改正法では、個人情報の定義が一部修正され、「個人識別符号」が含まれるものについても個人情報に該当することが明記されました。また、

 

要配慮個人情報

取扱いに配慮を要する情報を新たに「要配慮個人情報」として定め、取得時に原則として本人の同意が義務化されるとともに、本人同意を得ない第三者提供の特例であるオプトアウトも禁止とされました。

 

連結(不)可能匿名化 → 匿名加工情報

 

匿名加工情報は個人情報には該当しないため、本人の同意なしで第三者提供が可能となることから、企業はこうした匿名加工情報を基に、ビッグデータの利活用に向けた取り組みを促進することが可能となります。ただし提供の際には、提供の記録を残す必要があります。

 

以上のことから、

これまできちんと同意を得て文書を作成していた研究に関しては、

これまで通りで問題ないことになります。

医療情報はほとんどが、要配慮個人情報になることが予想されるため、

オプトアウトを使用して多施設からデータを集める研究がしにくくなります。

 

ますます研究をやめろと言われている気がしてなりません*1

 

#改正個人情報保護法#臨床研究#オプトアウト#多施設研究

 

 

 

*1:+_+

オーストリアに本当に留学できるのか?

以前、オーストリア留学のための無犯罪証明書について書きました。

 

無犯罪証明書の取得は、はやめはやめが肝心と。

 

無理なく取れる方は、次に必要なのはアポスティーユです。

ドイツ語訳がいりませんので、費用負担と大使館への交通費でことが足ります。

 

私の留学について少し。

 

Medical University of Vienna(ウィーン医科大学)は、リウマチ学においては、ヨーロッパで最も進歩した聖地です。

基礎研究から臨床研究、大規模多施設研究まで、リウマチ界のスパースターが枚挙のいとまがありません。

 

最も有名なのは、Josef S. Smolen教授です。

現在のリウマチの薬物療法の治療戦略である、

Treat to Target strategyの生みの親です。

www.meduniwien.ac.at

 

私はミーハーなので、会いに行きたくなってしまったんです。

整形外科医なのに*1

 

知人の紹介を経て、慣れない英語のやり取りを行い、

何とか留学許可を得たのが、2月。

それ以降、秘書の方とのやり取りなんですが、まあこれが進まない。

 

3月末が締め切りなのに、急かすメールを送ってもむしろ、

「留学生が多くて忙しいのに!」と怒られる始末。

 

まだ今日の時点でも、教室からのLetterが大学本部に届いていないようです。

 

本当に行けるのでしょうか?

 

オーストリア#ウィーン医科大学#Smolen教授#手続きが公務員的

 

 

 

 

 

 

*1:+_+

組織という安定と窮屈さ

リウマチ医は開業しても可能ですが、

リウマチ外科医は勤務医でないとできません。

なによりチーム医療が重要だからです。

先日、ご紹介させていただいた村澤先生の本にも書いてあります。

 

 

関節リウマチのトータルマネジメント

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ところが、勤務医の組織の中での不自由さは半端ない。

 

先日、マスコミ関係から出版会社に転職、昨年からついにフリーランスの記者になって、仕事をはじめた元バイト仲間に会う機会がありました。

 

「いや、ほんと自由になりました。 雇われ時代のあのストレスは何だったんでしょうね? 先生、本当によくやってますよね~ 開業しないんですか?」

 

心からうらやましく思います。

ガンダムUCのなかで、ダグザ・マックールは、バナージ・リンクスに言いました。

「自分で自分を決められるたった一つの部品だ。無くすなよ」

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仮に大樹のもとで安定な状態であっても、自分が自分であることを忘れてはいけない。

 

フリーランスへの羨望とともに、勤務医としての矜持を考えたひと時でした。

 

#勤務医#フリーランス#ダグザ・マックール#ガンダムUC

ボタン穴変形も手強い

関節リウマチの指変形で有名なものに、スワンネック変形やボタン穴変形といわれる変形があります。

 

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これらは標準整形外科学 第13版にも記載されている、いわゆる試験に出る用語です。

今日は少し専門的なことを書きます。

 

標準整形外科学 第13版 (Standard textbook)

標準整形外科学 第13版 (Standard textbook)

 

 

 

スワンネック変形は、典型的には指のPIP関節が過伸展して、代償的にDIP関節が屈曲します。 正式な用語では、白鳥の首変形といいます。

 

反対に、PIP関節が屈曲し、代償性のDIP関節過伸展を生じる変形がボタン穴変形です。

人によってはボタンホール変形ともいいます。

 

ボタン穴変形はPIP関節の背側の滑膜炎を原因とします。滑膜炎による伸筋腱中央策の脆弱化と緊張の低下、側索間の連結する繊維の弛緩による側索のPIP関節回転中心より掌側への落ち込みがおきます。

 

すなわち、PIP関節の伸筋である側索が、PIP関節の掌側の落ち込むことで屈筋として働いてしまい、PIP関節の伸展ができなくなるのです。

 

まだ、側索はPIP関節のポジションによって、もともと背側から掌側に位置を変えるものです。なので、この時点では変形は可逆的です。

Nalebuffさんはボタン穴変形の分類を発表されており、ここあたりがstage1~2の間くらいになるでしょうか。

 

ここから側索の短縮がおきると一気に状況は悪化をきたします。

側索の短縮により、PIP関節の背側に再配置することができなくなります。

この時点で装具療法を始めても側索が戻りませんので、むしろゆるむばかりで悪化を助長します。

また、スワンネック変形では側索のストレッチ訓練が可能なのですが、ボタン穴変形では、かえってそれも変形を助長します。

 

ボタン穴変形は当初は機能障害が軽いのですが、悪化するとたちまち手が付けられなくなります。

何かいい方法はないでしょうか?

 

#リウマチ#ボタン穴変形#スワンネック変形#側索#PIP関節#装具治療

低金利の影響はじわじわ出血と同じ?!

今日は投資の話を。

 

2017年3月現在 日本は 史上まれにみるマイナス金利を断行しています。

 

普通預金金利は、0.001%、定期預金でも軒並み0.02%くらいが多い!

 

私が小学生のころ、郵便局の子供貯金というのがありました。月々500円を毎月積み立てていると、小学4年生ころだったと記憶してますが、目に見えて預けるたびに数字が大きくなった記憶があります。

 

あの頃は、バブル真っ最中だったでしょうか? 

お金はほっといても増えるものという世の中でした。

 

われわれの親世代は多くがこれを経験しているため、郵便局の還付型の簡易保険や、各社の積み立て型生命保険など、

お金を他人預けると増えるという感覚をいまだに持っています。

 

lify.jp

 急に郵便局から携帯に電話がかかってきて、「親が私の名前で保険に入りたがっているので、決裁していいか?」と聞かれたこともありました。

 

親は昔の感覚で貯金?のつもりかも知れませんが、現在の利率と20年後?の還付金、インフレ率(目標2%実効1%くらい?)を考えると、半分も返ってこない?気がします。

 

得られるメリットは、死亡保障と少額の医療保険くらいで、

これらは別に掛け捨てで入っていることが多い…ため、死ぬまで下せません笑

 

これらはすべて搾取契約と私は考えています。

これは大手生命保険会社であっても間違えなく言えます。

 

よくあるタイプでは、はじめ15年で払い込みで払い込みを終えます。

そして15年後にようやく、払い込んだ額面と同等の返戻金を期待できる。となっています。

 

仮に毎月10万円を入金しているとしましょう。

初年度の払い込んだ10万円はそのまま、インフレ率が1%としましょう。

年間120万円を積み立てます。初年度は120に1.01を15回かけることになります。

 

121.2+122.4+123.6+124.9+126.1+127.4+128.7+129.9+131.2+132.6+133.9+135.2+136.6+137.9+139.3 = 1950.9 (15年分インフレ率期待込) 単位万円

15年で払込額同等額は 120×15=1800  1800/1950.9=0.9227

 

つまり15年間で92.3%に減ったのです!

 

知ることがつらい真実ですね。

この点を営業マンは決して説明することはありません。

営利商売ですから。

 

すでに契約済みの人はどうしたらいいのでしょうか?

この契約はじわじわ出血しているのと同じです。

体力があるうちに、傷が浅いうちに治療することをお勧めします。

 

 

金利はこんなところにまで影響します。

早く景気が回復したらいいですね。

 

では。

 

#マイナス金利#じわしわ#出血#積み立て#生命保険#返戻金