リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

ついに米国株デビューしました

先日、米国株が高配当性向であることを書きました。

しかし同時に、割高だと感じている点も指摘しています。

 

日本株は実体のない20000円越えを連日見せています。

しかし実は額面が膨らんでいるだけで、現金資産は大きく目減りしている可能性があります。なので、海外で行き先を探していました。

 

3%を超える配当に期間限定の売り注文を入れていました。

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下がれば買うということで、33ドルまで下がれば買い。

自分でも買ったことに気が付かなかったくらい、しれっと買い終わっていました。

 

現在は33.28ですが、このまま反発するのかそれとも??

 

あ、もちろん本年度残ったNISA枠を使い切っただけです。

配当は無税のほうがいいのです。

 

次は来年かな?

ちなみに、私は現地無税のシンガポール株にも手を出していて、

こちらのほうが今回の米国株の40倍ほどあります。

この運用については後日報告します。

 

 

近距離のタクシー乗車って悪なの?

 以前から時々あったことですが、今日はまたちょっと不快に感じてしまいました。

 

遠方への出張で、現地の主要駅からタクシーで会場に向かう際の出来事です。

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「後ろから乗ってくれるか?」

何のことかわからない指示でした

私はすでに後部座席に乗っています。

????

 

「いや近距離やから、後ろの3㎞以内のところから乗ってくれんと・・・」

 

は?近いからもうからないしいやだと?!

もう言い尽くされた議論

確かに、最近の客足からすると、長く待ってようやく乗せた客が、近距離ではコスパが悪いでしょうよ。

しかし、地元でない私には、近距離用のレーンがあるかなんてわかりません

気の毒ではありますが、それも含めて運でしょう?!

 

プロとしての意識

彼らはドライバーのプロです。

どんな客が来るか、来た客を常に全力で裁くのが仕事です。

もうけを優先して、プライオリティが逆転してはいけません。

 

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われわれ医師も、「儲けの少ない手術だから」と、

舌打ちをしてみたりはしません。

 

仕事にプロ意識を持つ

そこが、人生の上での矜持ではないでしょうか?

絶滅寸前のリウマチ外科医でも、社会のニーズが減ろうとも、

私は今のところ全力で当たって砕けます。

そのために自費での留学もして研鑽をします。

 

タクシーでも、もう少し考えてほしい!

 

人員が減るということは何を意味するのか? 業務見直しについて

いろんな企業において、

人事とは組織の力であり、かつ人を服従させる大きな力の一つです。

 

最近では組織の都合で、4月の入れ替え以外にも定期的に人事異動があるところが増えています。

人員削減の嵐が・・・

私のところにもやってきました。

とはいえ、希望したように自分の異動ではなく、

周りの影響のある異動でした。

つまり、人員削減だったのです。

 

多くの企業で立ち去り方サボタージュが蔓延しているせいか、

当方においてもだんだんしわ寄せが寄ってきています。

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上図:人員削減のイメージ

 

われわれ医師は、どちらかというと、残業は減らせずに尽き果てることが多い仕事ですので、熱を冷ましながら、取り戻そうと努力をするわけです。

 

自分のところの問題は?

以前から書いているように、リウマチ外科医は絶滅の危機です。

自己引用します:

機能障害は、10%程度の方しか治してもらえなくなる? - リウマチ外科医の徒然草

 

約1年前に、3名だった人員が1名 転勤し、現在は非常勤で週1回来ています。

それがなくなるのです。

 

ちなみに、業務量は3名体制であった時のままです。

7枠あった外来診療枠が、6枠に減って、それを2名で受け持つことになります。

通常で考えると、何かを整理しないと永続しないということになります。

 

業務整理やむなしか?!

ところが抵抗勢力があります。

実は2名体制の上司です。自分の業務量は増やすつもりはないようです。

しかし、全体の業務量を調整するつもりもないようです

 

こういう時はどうしたらいいのでしょうか?

普通なら、

デフレ時にはしっかりと財布のひもを縛って、体力を蓄える。それが賢い生き方です。

ご意見頂ければ幸いです。

 

関節リウマチの尺側偏位の術後アライメント矯正の限界点を探る

尺側偏位は以前から書いてきたとおり、

多因子による影響が相互に引っ張り合う難解な病態です。

 

手術による矯正がすべてではない

 尺側偏位の原因の主因となる、

尺側の内在筋腱の切離 により、主な尺側への牽引力は消失します。

しかし、橈側の内在筋腱は健在です。

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適切な骨切りギャップをとり、さらに背側への関節包複合体の矯正ができないと、

あっという間に再発を助長する因子になります。

 

写真のようなダイナミックスプリントは、腱帽縫合部と内在筋腱と牽引、外在筋の滑走訓練を行うために使用しますので、牽引部は基節部にかけないといけません。

 

術後に残る矯正因子

手術により、関節包の縫縮、腱の中央化などを行い、尺側偏位の矯正に努めますが、

まだ道のりとしては半分です。

 

・屈筋腱の尺側偏位からの指の回旋

・伸筋腱中央策の滑走と側索との新たなバランス獲得

・PIP関節よりも拘縮するMP関節の可動域範囲の設定

 

これらのために、数日おきにスプリントの牽引力、牽引時間、方向などを

頻繁に変更する必要があります。

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また、ここまでは伸展の話だけなのですが、

プレフィックス型のAVANTAを用いた場合を除き、

屈曲可動域は60度程度までになります。

 

実は術後2年くらいたつと、多くの患者がPIPJを使用してADL動作を行っていることに気が付きます。

MPJの大きなARCを発揮できるような後療法をしなければいけませんね。

 

もしかしたら屈曲位のダイナミックスプリントも考慮したほうがいいのかな?

この悩みを近日中にトライしようと思います。