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リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたこと、まわりの悲喜こもごもをつづります

医療助手の制度が始まる?

本日、気になるニュースを目にしました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

働き方改革で、医師は対象として5年延期することが決まっています。

その間に、制度を整えるという名目でした。

 

厚生労働省のアンケートでは、

20代常勤医で1週間の勤務時間が平均55時間・待機時間が十数時間に上り、多くの年代で超過勤務が常態化していた。一方、他の職種の職員への分担により医療事務など5業務に割いた時間を2割(1日47分)軽減できることも分かった。」

 

とのことですが、どの側面で見るのが正しいのでしょうか?

 

すでに権利を持つ側にあたるわれわれとしては、医師としての総仕事量が仮に一定だとすると、

もし助手を入れるのであれば、その分の仕事のパイがとられるわけですから、我々の給与は減少します。

さらに、同程度の仕事しかできない医師は、比較して給与が高い分、当然のこと淘汰されます。 

労働時間は短くなるでしょうが、リスクの高い仕事が増える割に、給料は減少します。

 

医師の経済的自由-豊かな人生と理想の医療を両立できる第3のキャリアパス

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軽減された仕事の分の時間を、他の仕事、診療に回すという意見もあるでしょう。

しかし、すでに医師の人数は極大化しており、いわゆる世間の方が思うおいしいパイは、60歳以上の医師で占拠されてしまっています。

そのうえ、医師がもっとの必要になる2025年ももう目の前です。

それから先は医師同士の競争の時代になります。さらに助手というライバルを入れるわけです。結果は火を見るより明らかではないでしょうか?

 

私の先輩で、最も嫌いな言葉は「レッドオーシャン」という方がいます。

私も同感です。 

整形外科を選んだ時点ではレッドオーシャンでしたが、

今ではリウマチ外科を自認していますので、ブルーオーシャンだと思っています。

(ただ、多くの人が去った後の分野ですが・・)

 

この助手制度はあまりいただけません。

個人的には、免許持ちの看護師に付与する形で、看護師の差別化を図るほうが、よほど合理的と思います。

 

医療助手レッドオーシャン#2025年問題